会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

リアルタイム文字起こしの方法【無料でその場で文字にする・会議の字幕も】

公開日:2026年9月28日 最終更新:2026年9月28日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:リアルタイム文字起こしは、その場で読むなら字幕、残すならボイスメモか文字起こし機能です

リアルタイムで文字にする方法は、会議が終わったあとに文字が残るかどうかで大きく2つに分かれます。

やりたいこと無料で使える方法文字は残るか
対面の会議を、その場で文字にして残すiPhoneのボイスメモ(iPhone 12以降)/Pixelのレコーダー(Pixel 3以降)残る
自分が話した内容を文字にするGoogleドキュメントの音声入力/WindowsやMacの音声入力残る(書いた文書として)
オンライン会議の発言をその場で読むGoogle Meetの字幕/Teamsのライブキャプション残らない
  • 会議の「字幕」は、会議が終わると残りません。 議事録の材料にしたいなら、字幕ではなく「文字起こし」の機能を使います
  • 対面の会議を無料で残すなら、iPhoneのボイスメモが最も手軽です。 録音しながら文字が表示され、録音と一緒に保存されます
  • ⚠️ ボイスメモは誰の発言かを区別しません。 話者を分けて残したい場合は、有料のツールが必要になります(後述)

「字幕」と「文字起こし」は別物です

オンライン会議のツールには、似た名前の機能が2つあります。ここを混同すると、会議のあとに「何も残っていない」ことになります。

字幕(キャプション)文字起こし
目的会議中に、その場で読む会議の記録として残す
会議後に残るか残らない残る(ファイルで保存)
表示される人オンにした本人だけ参加者全員が見られる

各ツールの公式の記載は次のとおりです(2026年9月28日時点)。

  • Teamsのライブキャプション:「Teams ではキャプションを保存しません」と明記されています
  • Google Meetの字幕:会議中にさかのぼって見られますが、会議後に保存できるという記載はありません
  • Zoomの自動字幕:2026年5月18日以降、字幕は保存・ダウンロードできなくなりました

会議の記録として残したい場合は、各ツールの文字起こし機能を使います。ただし条件があります。

ツール文字起こし機能の条件
Teams組織の管理者の設定によって使える(手順)
Google Meet無料アカウントでは使えない(Business Standard 以上が必要)(手順)
Zoom無料プランでは使えない(Pro以上が必要)(手順)

対面の会議をリアルタイムで文字にして残す方法

会議室で集まる対面の会議は、会議ツールの機能が使えません。手元の端末で録音しながら文字にします。

iPhoneのボイスメモ(iPhone 12以降・無料)

iPhoneに最初から入っている「ボイスメモ」で、録音しながら文字起こしを表示できます(公式に「録音中でも録音後でも表示できます」と明記)。

  • 使い方:録音を始めたら、波形の上部から上にスワイプし、表示されるボタンをタップ
  • 文字起こしは録音と一緒に保存され、あとから検索やコピーもできます
  • 日本語に対応しています
  • ⚠️ 誰の発言かは区別されません
  • ⚠️ 国や地域によっては使えない、と公式に記載があります

iPhoneの「メモ」アプリでも、録音しながら文字起こしを表示できます(iPhone 12以降)。詳しい手順はiPhoneのボイスメモを文字起こしする方法にまとめています。

Pixelのレコーダー(Pixel 3以降・無料)

Google Pixelに入っている「レコーダー」でも、録音しながら文字にできます。録音画面で[音声]から[文字起こし]に切り替えます。リアルタイムの文字起こしは日本語に対応しています。

  • ⚠️ Pixel専用のアプリです。 Pixel以外のAndroidでは使えません
  • ⚠️ 話者を区別する「スピーカー ラベル」は英語のみで、日本語の会話では区別されません(2026年9月28日時点の公式ヘルプ)

Pixel以外のAndroidでの方法はAndroidで文字起こしする方法にまとめています。

誰の発言かも分けて残したい場合:Notta

対面の会議で話者を分けて残したいなら、Nottaのリアルタイム録音が使えます。Web版とスマートフォンのアプリで、録音しながら文字にできます。

  • 発話言語が日本語の場合、最大10名まで話者を自動で区別します(公式ヘルプに記載)
  • 音声と文字起こしはNottaのアカウントに保存されます

⚠️ ただし、無料プランでは、最初の3分のリアルタイム音声認識結果のみ表示されると公式ヘルプに明記されています。当サイトが以前、録音済みのファイルを取り込んで検証した際は3分17秒の音声が最後まで変換されましたが、その場で録音する使い方では、公式の記載どおり無料プランでは会議全体を残すのは難しいと考えてください(当サイトの検証の詳細)。

つまり、対面の会議を話者つきでその場で残すなら、有料のプレミアムプランが必要です。 月1,800分・1回5時間まで使えます(年間プランで総額14,220円・税込の一括払い)。まずは無料プランで、自分の会議室の音がどの程度きれいに取れるかを3分だけ試してから判断できます。

自分が話した内容を、その場で文字にする方法

メールの下書きやメモなど、自分が話した言葉を文字にしたいだけなら、無料の音声入力で十分です。

方法使い方条件
Googleドキュメントの音声入力[ツール]→[音声入力]→マイクをクリックChrome・Edge・Safariの最新版
Windowsの音声入力文字を入れたい欄で Windowsロゴキー+Hインターネット接続が必要
Macの音声入力マイクキー、または「編集」>「音声入力を開始」-
Wordのディクテーション[ホーム]→[ディクテーション]Microsoft 365の契約が必要

どれもマイクに向かって話した言葉を入力する機能で、録音済みのファイルは扱えません。また、会議のように複数の人が話す場面には向きません。パソコンでの方法はパソコンで文字起こしする方法にまとめています。

オンライン会議の発言を、その場で読む方法

聞き取りにくい発言や、英語の会議を目で追いたいときは、字幕が便利です。

  • Google Meet:画面下部の[字幕をオンにする]。すべてのユーザーが使え、日本語に対応しています
  • Teams:[その他のアクション]→[言語と音声]→[ライブ キャプションの表示]。無料版のTeamsでも使えます
  • Zoom:自動字幕は日本語に対応しています。ただし、無料プランで使えるかは公式に明記がありません
  • Windows 11のライブキャプション:Windowsロゴキー+Ctrl+L。パソコンで再生している音に字幕を出します。処理はパソコンの中だけで行われます

繰り返しになりますが、字幕は会議後に残りません。 「あとで議事録にしたい」場合は、文字起こし機能か録音を併用してください。

無料の方法で十分な場面と、不十分な場面

ボイスメモ・字幕・音声入力で十分なとき

  • 対面の会議を、話者を分けずに文字で残せればよい(iPhoneのボイスメモ)
  • オンライン会議の発言を、その場で読めればよい(字幕)
  • 自分が話した内容を文字にしたい(音声入力)

この範囲なら、無料の方法だけで十分です。話者を区別したいときも、発言する前に名乗るルールにすれば、無料のままでも誰の発言かを追えます。

話者分けや無料アカウントの会議を残したいとき

次の場面では、無料の範囲を超えます。

  • 対面の会議を、誰の発言かも分けてその場で残したい(Nottaの有料プラン)
  • 無料アカウントのZoomやGoogle Meetの会議を、文字で残したい(ツールの有料プランか、録音して文字起こしツールに通す)

よくある質問

リアルタイム文字起こしの精度はどれくらいですか

マイクからの距離、声の重なり、専門用語の多さで大きく変わります。公式に公開されている仕様を整理した記事で、精度の実測比較はしていません。 対面の会議では、端末を全員の声が届く位置に置くことが最も効きます。

会議を録音するのに許可は必要ですか

録音そのものの可否は、社内規定や相手方への告知の有無によります。適法性の判断については専門家にご確認ください。少なくとも、参加者に録音することを伝えるのが基本です。

文字起こしを議事録にするにはどうすればよいですか

文字起こしをそのまま議事録にするのではなく、決定事項と宿題を先に書き出すのが速くまとめるコツです。書き方は議事録の作り方と書き方のコツにまとめています。

録音や文字起こしのツールを選ぶなら

対面でも、オンラインでも、自分の発言でも使えるツールを選びたい人向けに、用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せました。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • リアルタイムの文字起こしは、会議後に文字が残るかどうかで選ぶ
  • 会議の字幕は残らない(Teams・Google Meet。Zoomも2026年5月18日から保存できない)
  • 対面の会議を無料で残すなら、iPhoneのボイスメモ(iPhone 12以降・録音しながら表示・話者の区別なし)
  • 話者も分けて残すならNotta。ただし無料プランは、最初の3分のリアルタイム結果のみ表示と公式に記載
  • 自分が話した内容なら、Googleドキュメントや各OSの音声入力で無料

料金・機能は2026年9月28日(WindowsとMacの音声入力は2026年9月25日)に各公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、契約前には必ず公式サイトでご確認ください。