会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

Teamsの文字起こしを追加費用なしで使う方法【できないときの対処も】

公開日:2026年9月11日 最終更新:2026年9月29日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:Teamsを使っているなら、追加費用なしで文字起こしできます

議事録のために文字起こしツールを探している方へ。Teams(チームズ)で会議をしているなら、まず標準機能を試してください。 新しくツールを契約する必要はありません。

標準機能でできることです。

できること内容
会議中のリアルタイム文字起こし発言が話した端から文字になる
会議後に記録が残るタイムスタンプつきで保存される
誰の発言かが分かる話者の情報つきで記録される
ダウンロード.docx(Word)/.vtt(字幕)で保存できる
日本語対応(日本語を含む57の言語・地域)

話者の情報つきで残る点が重要です。 議事録にするうえで、誰の発言か分からない文字の羅列は、あとから追う作業が発生して結局手間が増えます。Teamsの標準機能はここを満たしています。

開始は3クリックです。手順から説明します。

⚠️ 本記事はMicrosoftの公式ドキュメントに記載されている内容を整理したものです。編集部で全プランを契約して動作を確かめた記事ではありません。出典は記事末に記載しています。

Teamsで文字起こしを開始する手順

会議中に次の順で操作します。

  1. 会議の画面で「その他のアクション」を選ぶ
  2. 「レコーディングと文字起こし」を選ぶ
  3. 「文字起こしの開始」を選ぶ
  4. 全員が話している言語を確認して「確認」を選ぶ

これだけです。アプリの追加もアカウント登録も必要ありません。

⚠️ 途中で言語設定を変えると、全員のトランスクリプトとキャプションの言語が変わります。 会議中には切り替えないでください。

誰が開始できるか

立場開始できるか
会議の開催者できる
共同開催者・発表者できる
別のテナント(他社)のユーザーできない
匿名で参加した人できない

社外の人を招いた会議では、自社側の誰かが開始する必要があります。

記録を取り出す手順

文字起こしは会議開催者の OneDrive for Business に、会議の録画と一緒に保存されます。

  1. 会議のチャットを開く
  2. 「まとめ」を選ぶ
  3. 「トランスクリプト」を選ぶ
  4. 「ダウンロード」を選ぶ

.docx(Word)または .vtt(字幕) で保存できます。議事録にするなら .docx が扱いやすく、そのまま編集できます。

文字起こしとライブキャプションを間違えないこと

似ていますが、残るかどうかが決定的に違います。

文字起こし(トランスクリプト)ライブキャプション
会議中の表示されるされる
会議後に残るか残る残らない
話者の情報タイムスタンプと話者つきで残る-

あとから議事録にするなら、必要なのは文字起こしのほうです。 キャプションだけをオンにして会議を終えると、何も残りません。ZoomやGoogle Meetも含めた違いはリアルタイム文字起こしの方法にまとめています。

文字起こしができないときに確認すること

ボタンが見当たらない場合、原因はほぼ決まっています。上から順に確認してください。

1. 管理者が文字起こしをオフにしていないか(最も多い原因)

Teamsの文字起こしは、管理者が会議ポリシーで有効・無効を切り替えられます。 新しいポリシーでは既定でオンですが、組織の方針でオフにしている場合があります。

これは利用者側では変更できません。 情報システム部門に「Teams管理センターの会議ポリシーで文字起こしをオンにしてほしい」と依頼してください。費用は発生しない設定変更です。

2. 開催者側の設定がオンになっているか

文字起こしは開催者ごとの設定でもあります。開催者側でオフになっていると、参加者は開始できません。

3. Copilotがオフになっていないか

⚠️ 開催者が会議でMicrosoft Copilotをオフにすると、レコーディングと文字起こしもオフになります。 見落とされやすい落とし穴です。

4. 自分の立場を確認する

前述のとおり、別テナントのユーザーと匿名参加者は開始できません。 社外から参加している場合は、主催側に依頼してください。

5. 録画だけオンになっていないか

⚠️ 録画を有効にしても、文字起こしがオフならトランスクリプトのファイルは保存されません。 あとから字幕を表示することもできなくなります。両方をオンにしてください。

標準機能が使えないときも、まず無料で試す

管理者設定でオフにされている場合や、そもそも表示されない場合でも、費用をかけずにできる方法があります。

⚠️ なお、無料版のTeamsで文字起こしが使えるかどうかは、管理者向け・利用者向けのどちらの公式ページにも明記がありません。 断定はできないため、実際の画面で「レコーディングと文字起こし」が出るかを確認するのが確実です。

無料でできる代替手段

方法費用話者の分離
iPhoneのボイスメモで録音して文字起こし無料・上限なしできない
Nottaの無料プランに録音を渡す無料(公式には1回3分までと記載)できる
「発言前に名乗る」ルールを併用無料運用でカバー

参加者が名乗ってから発言する運用にすれば、話者の自動分離がなくても読める記録になります。 iPhoneのボイスメモは上限がないため、長い会議でも無料で文字にできます。 この無料プランは登録すればすぐ試せます。 自分の音声がどの程度きれいに取れるかは、無料の範囲で確認できます。

やり方は大人数の会議を録音して文字起こしする方法にまとめました。

毎週自動で残すなら有料プランも

次の条件が重なると、無料では厳しくなります。

  • 毎週、30分以上の会議を記録する
  • 誰の発言かを自動で分けたい
  • 手作業を増やしたくない

この段階になったら、有料プランが選択肢に入ります。Nottaの有料プランでは月の合計が120分から1,800分に増えます。

⚠️ プレミアムプランの「月額1,185円」は、年間プランを40%割引で契約したときの月あたりの表示です。実際の請求は総額14,220円(税込)の12ヶ月分一括払いで、毎月1,185円ずつ引き落とされるわけではありません。月払いを選ぶこともできますが、その場合は別価格になります。年払いの前に、月払いで試してください。

清書にかけている時間で考えると分かりやすくなります。月に3時間使っているなら、時給換算で有料のほうが安くなる場合があります。そこまで使っていないなら、無料の方法で十分です。

他の会議ツールとの違い

無料で使えるかどうかに、はっきりした差があります。

会議ツール無料プランで文字起こしができるか
Teams公式ドキュメントに明記なし(管理者設定に依存)
Zoomできない(Pro以上が必要)
Google Meetできない(無料のGoogleアカウントでは不可)

ZoomとGoogle Meetは、有料プランが条件であることが公式に明記されています。詳しくはZoomの文字起こしを自動化する手順とGoogle Meetの文字起こし設定と使えるプランの条件をご覧ください。

よくある質問

日本語に対応していますか

対応しています。日本語(日本)を含む57の言語・地域が公式ドキュメントに記載されています(2026年9月28日時点)。

追加の料金はかかりますか

標準機能の文字起こしについて、追加料金が必要という記載は公式ドキュメントにありません。 ただしライブ翻訳文字起こしを使う場合は、開催者がTeams Premiumのライセンスを持っている必要があります。

翻訳された文字起こしは保存されますか

保存されません。 保存されるのは元の言語のトランスクリプトだけです。

参加者に知られずに使えますか

できません。 開始すると参加者に表示されます。なお参加者は、キャプションとトランスクリプトで自分のIDを非表示にすることを選べます。

トランスクリプトは消えますか

管理者が有効期限のポリシーを設定している場合、自動的に期限切れになることがあります。残しておきたいものは早めにダウンロードしてください。

Teamsを使わない会議もあるなら

ZoomやGoogle Meetなど、Teams以外の会議も文字にしたい人向けに、用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せました。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • Teamsを使っているなら、まず標準機能を試す(追加のツール契約は不要)
  • 手順は「その他のアクション」→「レコーディングと文字起こし」→「文字起こしの開始」
  • 話者の情報つきで残るので、そのまま議事録の材料になる
  • ボタンが出ない原因は、ほぼ 管理者の会議ポリシー(設定変更に費用はかからない)
  • ⚠️ Copilotをオフにすると文字起こしもオフ/録画だけではトランスクリプトは残らない
  • 使えない場合も、録音して無料ツールに通す方法がある
  • 有料を考えるのは、毎週の長い会議を自動で話者分離したくなったときだけで十分

料金・機能は2026年9月28日に各公式サイトで確認した内容です。