会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

AI議事録ツールの比較|無料で十分な人と、有料が必要な人

公開日:2026年10月17日 最終更新:2026年10月20日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:多くの人は無料で十分です。有料が必要なのは、対面の会議を毎週残す人です

議事録づくりに使うAIツールやアプリは、無料の範囲でも選択肢がそろっています。オンライン会議が中心なら、まず会議ツールの標準機能を確認してください。Microsoft 365を契約しているなら、Wordの文字起こしも追加費用なしで使えます。

有料を考えるのは、次の条件がそろったときです。

  • 対面の会議を、毎週のように残したい
  • 誰の発言かを分けたい
  • 要約の下書きまで自動で欲しい

この3つが当てはまらないなら、無料で十分です。以下、無料で使える範囲を軸に、各ツールを同じ項目で並べます。録音から清書までの手順は議事録をAIで自動作成する方法と手順にまとめているので、ここでは「どれを使うか」に絞ります。

迷ったら、この図で上から順に答えてください

議事録をAIで作りたい

↓

Q1会議は、おもにオンライン(Zoom・Teams・Google Meet)ですか?

はいまず会議ツールの標準機能を確認します。Zoomは有料プラン、Google Meetは有料のWorkspace、Teamsは管理者の設定が条件です。使えれば追加費用はかかりません

使えない・対面が中心 ↓

Q2Microsoft 365を契約していますか?

はいWordの文字起こし(月300分・話者を区切って表示)

いいえ ↓

Q3誰の発言かの区別と、要約の自動作成が要りますか?

いいえiPhoneのボイスメモで文字にして、ChatGPTで整える(どちらも無料で始められます)

はい ↓

Q4月の合計が120分を超えますか?

いいえNottaの無料プラン(月120分・話者の区別・AI要約月10回)

はい ↓

Q5対面の会議を、毎週残しますか?

いいえまずは無料のツールを使い分け、不便を感じてから考えます

はい ↓

Nottaの有料プランを検討
机に置くだけで録れる機器がよければ、AIボイスレコーダー(PLAUD・Notta Memo)も選択肢です

※ 入力内容を外部に出せない会議は、自分のパソコンで処理する Whisper を検討します(導入に手間がかかり、話者の区別と要約はつきません)。

早見表:AI議事録ツールを同じ項目で比べる

ツール無料で使える範囲話者の区別要約対面の会議オンライン会議
Zoomの文字起こし無料プランでは使えない(Pro以上)記載なし記載なし向かない向く
Teamsの文字起こし無料版で使えるかは公式に明記なしあり記載なし向かない向く
Google Meetの文字起こし無料のGoogleアカウントでは使えない記載なし記載なし向かない向く
Wordの文字起こしMicrosoft 365で月300分あり記載なし録音して使える録音を取り込める
iPhoneボイスメモ+ChatGPTボイスメモは上限の記載なし/ChatGPTは無料版ありボイスメモはなしChatGPTで下書きを作る向く録音できれば可
LINE WORKS AiNoteフリープランあり(月300分・1回60分)ありあり録音して使える録音を取り込める
Notta月120分・AI要約月10回ありあり向く会議ツールとの連携あり
AIボイスレコーダー本体にPLAUDは月300分、Notta Memoは月600分PLAUDはあり(公式に記載)、Notta Memoは記載なしPLAUDはあり(公式に記載)、Notta Memoは記載なし向く向かない
Whisper無料(自分のパソコンで処理)なしなし録音して使える録音を取り込める

「記載なし」は、公式の資料にその機能についての記載が見当たらなかった項目です(2026年10月17日時点)。使えないという意味ではありません。次の章で、ツールごとに注意点を書きます。

ツールごとの注意点

会議ツールの標準機能(Zoom・Teams・Google Meet)

オンライン会議なら、最初に確認する先です。録音ツールを用意しなくても、会議の文字起こしが残る場合があります。

  • Zoom:Pro・Business・Education・Enterpriseのいずれかのプランと、クラウド録画の有効化が要ります。無料プランでは使えません
  • Teams:管理者が会議ポリシーで文字起こしをオンにしている必要があります。発言はタイムスタンプと話者つきで残ります。無料版のTeamsで使えるかは、公式に明記がありません
  • Google Meet:無料のGoogleアカウントでは使えません。Business Standard以上など、有料のWorkspaceが対象です

会議の字幕と文字起こしは別の機能です。字幕は会議後に残らないものがあります。設定の手順はZoom・Teams・Google Meetの記事にまとめています。

Wordの文字起こし(Microsoft 365)

会社でMicrosoft 365を契約しているなら、追加費用なしで月300分まで使えます。各話者を区切って表示される点も、議事録には向いています。

  • 使えるブラウザは、新しいEdgeかChromeです(SafariとFirefoxでは使えません)
  • 取り込めるのは.wav・.mp4・.m4a・.mp3です
  • 1ファイルの長さやサイズの上限は、公式に記載がありません

手順はWordの文字起こし機能の使い方にあります。

iPhoneのボイスメモ+ChatGPT

録音と文字起こしはボイスメモ、整理はChatGPTに任せる組み合わせです。費用をかけずに始められます。

  • ボイスメモの文字起こしはiPhone 12以降で使えます。話者は区別されません
  • ChatGPTの無料版は、音声ファイルを渡せません(公式に明記)。文字起こしのテキストを貼って、決定事項と宿題の形に整えさせます
  • ChatGPTは、無料版などで入力内容がモデルの学習に使われることがあります。社外の人の発言を含むなら、設定で学習をオフにできます

貼り付け用の指示文はChatGPTで議事録を作る方法にあります。

LINE WORKS AiNote

CLOVA Noteの後継で、フリープランがあります。月300分・1回60分まで、話者の区別も使えます。

ただし、フリープランは入力した内容がAIの学習に使われます。LINE WORKSの開設も必要です。学習に使われないのは有料のソロプラン(月額1,440円・年額契約・税抜)からです。会議の内容を外に出せない人には向きません。

Notta

無料プランは月120分、AI要約は月10回、話者の区別も使えます。クレジットカードの登録は必要ありません。

注意したいのは1回の長さです。料金ページには「1回につき3分まで」とあります。当サイトが音声ファイルを取り込んで試したときは、3分17秒が最後まで変換されました。この結果は、今後も同じになる保証はありません。確実にしたいなら、3分以内に分けてから取り込む方法があります。

マイクでの録音(リアルタイム)は、無料プランでは最初の3分の結果のみ表示されると、公式ヘルプに書かれています。検証したのはファイルの取り込みだけです。詳しくはNottaの評判は?をご覧ください。

有料のプレミアムプランは、月1,800分・AI要約月100回です。表示の月額1,185円は年間プランの月あたりで、請求は14,220円(税込)の12か月分一括払いです。

AIボイスレコーダー(PLAUD・Notta Memo)

机に置くだけで録音できる機器です。本体代がかかるので、スマートフォンで十分な人には勧めません。

  • PLAUD:本体は27,500円から(税込)。本体に無料のStarterプランがつき、毎月300分の文字起こしが使えます
  • Notta Memo:本体は23,500円から(税込)。端末をつなぐと「ハードウェアプラン」で月600分が使えます(自分のワークスペースがない人、プレミアム以外の有料プランを契約中の人には付与されません)

購入の判断材料はAIボイスレコーダーは買う価値がある?にまとめています。

Whisper

OpenAIの音声認識モデルで、自分のパソコンで動かすかぎり無料です。音声を外部に送らずに処理できるのが強みです。ただし導入に技術的な手順が必要で、話者の区別と要約は標準ではつきません。

無料で十分な人

次のどれかに当てはまるなら、無料で十分です。

  • オンライン会議が中心で、会社の契約で会議ツールの文字起こしが使える
  • Microsoft 365を契約していて、月300分に収まる
  • 会議は短く、自分用の記録に使う。話者の区別は、発言の前に名乗るルールで済ませられる
  • 議事録の本体は決定事項と宿題で、要約は自分で書く

決定事項と宿題は、どのツールを使っても人が確かめる部分です。要約の自動作成がなくても、議事録は成り立ちます。書き方は議事録の作り方と書き方のコツで解説しています。

有料が必要な人

有料を考えるのは、次の条件が重なる人です。

  • 対面の会議を、毎週残したい
  • 1回が長く、月の合計が無料の枠を超える
  • 誰の発言かの区別が必要
  • 要約の下書きまで自動で欲しい

オンライン会議なら、会議ツールの標準機能で済む場合があります。Nottaを検討する場面は、会議ツールの機能が使えない対面の会議です。スマートフォンで録音すれば、話者を分けて文字にできます。年払いの前に、無料プランで自分のファイルを試してください。

毎回スマートフォンを置く運用が続かない人は、AIボイスレコーダーも選べます。本体代がかかり、無料枠を超える分は別のプランが要ります。

判断の目安は、清書に使っている時間です。月に3時間かけているなら、有料のほうが安くなることがあります。

よくある質問

無料のAI議事録ツールで、いちばん手軽なのはどれですか

会社でZoom・Teams・Google Meetの文字起こしが使えるなら、会議ツールの標準機能です。使えないなら、Microsoft 365のWordか、iPhoneのボイスメモが手軽です。

議事録の要約は、そのまま配ってよいですか

そのまま配るのは避けてください。要約には、決まっていない案が混ざることがあります。決定事項と宿題は、自分の言葉で書き直すと確実です。

精度が高いのはどれですか

当サイトでは各ツールの精度を測っていないので、順位は付けません。精度は、ツールの差より録音の条件で変わります。

社外秘の会議でも使えますか

クラウドのサービスは、音声やテキストを外部のサーバーで処理します。社内のルールを確認してください。外に出したくないなら、自分のパソコンで動かすWhisperが候補です。

議事録以外の用途も含めてツールを選ぶなら

議事録のほか、インタビューや講義の録音も含めて選びたいときは、4つの質問に答える形の比較記事があります。

AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • 多くの人は無料で十分です。まず会議ツールの標準機能、次にMicrosoft 365のWord、iPhoneのボイスメモ+ChatGPTの順に確かめる
  • Zoom・Google Meetの文字起こしは無料アカウントでは使えない。Teamsは無料版で使えるか公式に明記がない
  • LINE WORKS AiNoteのフリープランは学習に使われる
  • 有料が必要なのは、対面の会議を話者つき・要約つきで毎週残したい人
  • Nottaの1回3分の記載と、当サイトの検証(3分17秒)は併記して判断する
  • 決定事項と宿題は、どのツールでも人が確かめる

料金・機能は、ChatGPTは2026年10月7日、そのほかのツールは2026年9月28日に各公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、契約前には必ず公式サイトでご確認ください。