会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

ChatGPTで議事録を作る方法【無料版でできること・指示文の例つき】

公開日:2026年10月7日 最終更新:2026年10月7日 料金の確認日:2026年10月7日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:ChatGPTで議事録は作れます。無料版でも大丈夫です

会議の内容を文字にしたもの(文字起こし)を貼り付けて、「議事録にまとめて」と頼むだけです。決まったこと・やること・話し合いの要点に分けて、読みやすく整えてくれます。

注意点がひとつあります。無料版のChatGPTには、録音したデータ(音声ファイル)をそのまま渡せません(OpenAIの公式ヘルプに記載)。先にiPhoneのボイスメモなどで文字にしてから、貼り付けてください。

また、無料版やPlusでは、入力した内容がAIの学習に使われることがあります。社外秘の会議を扱うときは、設定で学習をオフにしておきましょう(やり方は後ほど説明します)。

流れをまとめると、次の4ステップです。

ステップやること使うもの費用
1会議を文字にするiPhoneのボイスメモ/Nottaの無料プラン/会議ツールの文字起こし無料で始められる
2学習の設定を確認する(社外秘の会議の場合)ChatGPTの設定-
3文字起こしを貼って「議事録にして」と頼むChatGPT(無料版でOK)無料
4決定事項と宿題を確かめる人-

ChatGPTだけで議事録を作れるか

有料プランなら、ChatGPTだけで録音から要約まで進める方法もあります。ただし条件があります(2026年10月7日時点の公式情報)。

方法使えるプラン注意点
音声ファイルを渡して文字にする有料プランのみ(無料版は不可)1ファイル512MBまで。長さの上限は記載がなく、非常に長い録音は処理が止まることがあると公式に記載
録音モード(会議を録音して要約)Plus・Pro・Business・Enterprise・EduMacのデスクトップアプリのみ。1回最大4時間。公式には「現時点では英語で最もよく機能」とあり、日本語の精度にはばらつきがある
文字起こしを貼り付けて整理する無料版でもできる長い文字起こしは、分けて貼る

日本語の会議を確実に文字にしたいなら、文字起こしは日本語に対応したツールで行い、ChatGPTには整理だけを任せるのが無難です。

ChatGPTの料金は、Plusが月3,000円です(日本向けの料金ページの表示。税込・税抜の記載はありません)。

手順1:会議を文字にする(無料でできる)

まず、会議の音声を文字にします。対面の会議か、オンライン会議かで方法が変わります。

会議無料で使える方法
対面の会議(話者を分けなくてよい)iPhoneのボイスメモ(iPhone 12以降・無料・上限なし)
対面の会議(誰の発言かも分けたい)Nottaの無料プラン(月120分まで)
オンライン会議Teams・Zoom・Google Meetの文字起こし機能(使える条件はツールやプランによる)
Microsoft 365を契約しているWordの文字起こし(月300分・話者の分離つき)
  • iPhoneのボイスメモは、録音をタップし、表示されるボタンから「文字起こしを表示」→「文字起こしをコピー」で全文をコピーできます(手順)
  • 誰の発言かを分けておくと、ChatGPTが「誰が何を担当するか」を整理しやすくなります

Nottaの料金ページには「1回につき3分まで」という記載もあります。ただ、当サイトが録音済みのファイルを取り込んで検証した際は、3分17秒の音声が最後まで変換されました。今後も同様な結果となる保証はありません。確実な上限は月120分のほうです(検証の詳細)。

手順2:社外秘の会議なら、先に学習の設定を確認する

ChatGPTに会議の内容を貼る前に、入力した内容がAIの学習に使われる設定になっていないかを確認します。

プラン入力した内容の学習利用(初期状態)
無料版・Go・Plus・Pro(個人向け)⚠️ 使われることがある(自分でオフにできる)
Business・Enterprise・Edu(法人向け)使われない

学習をオフにする方法(ウェブ版)

  1. 画面のアカウントメニューから 「設定」 を開く
  2. 「データコントロール」 を開く
  3. 「すべての人のためにモデルを改善する」 をオフにする

ほかに、「一時チャット」 を使う方法もあります。一時チャットは履歴に残らず、モデルの改善に使われません(安全上の理由で最大30日間保持されることがあると公式に記載)。

⚠️ 学習をオフにしても、会社のルールで外部のAIに社外秘の内容を入力することが禁止されている場合があります。 社内のルールを先に確認してください。取引先の発言や個人名が含まれる場合は、伏せてから貼るのも一つの方法です。

手順3:ChatGPTに貼って、議事録の形に整理する

文字起こしをChatGPTに貼り、次のような指示を出します。そのまま使える指示文の例です。

以下は会議の文字起こしです。次の形で議事録にまとめてください。

【ルール】
・決定事項、宿題、議論の要点の順に書く
・決定事項には、会議で「決まった」と確認できたことだけを書く。検討中の話は議論の要点に書く
・宿題は「担当者:内容(期限)」の形で書く。担当者や期限が文字起こしにない場合は「未定」と書く
・文字起こしにないことは書かない。推測で補わない
・言い淀みや言い直しは省く

【形】
■ 決定事項
■ 宿題(担当・内容・期限)
■ 議論の要点
■ 次回の予定

【文字起こし】
(ここに文字起こしを貼る)

「文字起こしにないことは書かない」「未定と書く」を入れておくのがコツです。 これがないと、ChatGPTがもっともらしい担当者や期限を補ってしまうことがあります。

文字起こしが長い場合

長い文字起こしは、一度に貼ると途中が抜けたり、処理しきれなかったりすることがあります。30分ぶんくらいずつに分けて貼り、最後に「ここまでの内容をまとめて議事録にしてください」と指示すると安定します。

無料版でも、文字起こしを貼り付けて整理する使い方はできます(ファイルとして添付する場合、無料版は1日3つまでと公式に記載)。

手順4:決定事項と宿題は、人が確かめる

ChatGPTが出した議事録は、下書きです。 次の点は必ず人が確かめます。

  • 決定事項が、本当に決まったことか(「検討する」が「決定」になっていないか)
  • 宿題の担当者と期限が合っているか
  • 数字と固有名詞(金額・日付・人名・社名)が合っているか

迷ったところは、録音や文字起こしに戻って確かめます。議事録の書き方そのものは議事録の作り方と書き方のコツにまとめています。

ChatGPTの無料版で十分な使い方と、無料の範囲を超える使い方

文字にして貼るだけなら無料版で十分です

  • 会議の文字起こしを、ボイスメモなど無料のツールで用意できる
  • 社外秘ではない会議、または学習をオフにする設定を確認したうえで使う
  • 議事録の整理を、会議ごとに数回お願いするくらい

この範囲なら、文字にするのも整理するのも無料のまま回せます。

話者分けや学習なしの契約が必要なら有料を検討

次のどれかに当てはまると、無料の範囲を超えます。

  • 録音から要約までを1つのアプリで済ませたい(ChatGPTの録音モードはPlus以上・Macのアプリのみ。日本語の精度にはばらつきがある)
  • 日本語の会議を、誰の発言かも分けて毎週たくさん文字にしたい(Nottaの有料プランなど。月1,800分まで)
  • 会社として、学習に使われない契約で使いたい(ChatGPTのBusinessプランなど)

よくある質問

無料版のChatGPTで音声を文字にできますか

できません。 音声ファイルのアップロードは有料プランのみで、無料プランでは利用できないとOpenAIの公式ヘルプに明記されています(2026年10月7日時点)。

ChatGPTの録音モードは日本語で使えますか

公式ヘルプには「現時点では英語で最もよく機能」「他の言語の精度はばらつきがある」と書かれています。日本語の会議で使う場合は、精度を確かめながら使ってください。 当サイトでは録音モードの検証はしていません。

ChatGPTが作った議事録は、そのまま配布してよいですか

そのまま配布するのはおすすめしません。 決定事項と宿題、数字と固有名詞は、人が確かめてから配布してください。

AIに要約を任せるほかの方法はありますか

文字起こしツールの要約機能を使う方法もあります。Nottaの無料プランのAI要約は月10回までです。全体の流れは議事録をAIで自動作成する方法にまとめています。

文字起こし役のツールを選び直すなら

ChatGPTに貼る文字起こしは、ボイスメモのほかのツールでも用意できます。用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せました。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • ChatGPTで議事録は作れる。文字起こしを貼って「議事録にして」と頼めば、無料版でも整えてくれる
  • ⚠️ ただし無料版は録音(音声ファイル)を渡せない。先に文字にしてから貼る
  • 文字起こしは iPhoneのボイスメモ(無料・上限なし)や Nottaの無料プラン(月120分・話者の識別つき)で無料で用意できる
  • ⚠️ 個人向けプランでは入力内容が学習に使われることがある。社外秘なら「すべての人のためにモデルを改善する」をオフにし、社内ルールも確認する
  • 指示文には 「文字起こしにないことは書かない」「未定と書く」 を入れる
  • 決定事項と宿題は、人が確かめてから配布する

料金・機能は各公式サイトで確認した内容です(ChatGPTは2026年10月7日、そのほかのツールは2026年9月28日)。変更される場合があるため、契約前には必ず公式サイトでご確認ください。