会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

音声を文字起こし(テキスト化)する方法【無料でできるやり方を状況別に】

公開日:2026年9月11日 最終更新:2026年10月17日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:iPhoneならボイスメモ、録音ファイルがあるならNottaの無料プラン

音声を文字にする(テキスト化する)方法は、無料のもので十分です。

  • iPhoneで録音する/した → 標準のボイスメモ(無料・上限なし)
  • Pixelで録音する/した → 標準のレコーダー(無料。話者の区別は英語のみ)
  • その場で話すだけ → Googleドキュメント音声入力(無料・上限なし)
  • すでに録音ファイルがある → Nottaの無料プラン(月120分まで・話者の識別つき)
  • すでに録音ファイルがある(長い) → Whisper(無料・技術的な手順が必要)

分かれ目は 「もう録音してあるか」 です。ここを取り違えると、使えないツールを試して時間を無駄にします。

いまの状態使える方法費用
まだ録音していない選択肢が多い。その場で文字にする方法も使える無料で十分なことが多い
すでに録音ファイルがある受け付けるツールが限られる無料の範囲に条件がつく

ここを取り違えると、使えないツールを試して時間を無駄にします。 たとえばGoogleドキュメントの音声入力は無料で上限もありませんが、録音済みのファイルはまったく扱えません。

状態別の手順を、上から順に説明します。

まだ録音していない場合

選択肢が広く、無料で十分なことがほとんどです。 目的で選んでください。

やりたいこと方法費用
その場で話して文字にするGoogleドキュメント音声入力完全無料・上限なし
録音してから文字にする(iPhone)標準のボイスメモ無料・上限なし
録音してから文字にする(Pixel)標準のレコーダー無料(話者の区別は英語のみ)
会議を記録する会議ツールの標準機能契約プランによる

その場で文字にするなら(完全無料)

Googleドキュメントの音声入力が最も手軽です。ブラウザ(Chrome・Edge・Safariの最新版)があれば使えて、何時間話しても費用はかかりません。

口述で文章の下書きを作る、打ち合わせでその場のメモを取る、といった用途に向きます。録音は残らないので、あとで聞き返したい場合は次の方法にしてください。

録音してから文字にするなら

iPhone 12以降なら、ボイスメモだけで完結します。 録音をタップし、表示されるボタンから「文字起こしを表示」を選ぶだけです。費用がかからず、上限もありません。

Pixel 3以降なら標準のレコーダーアプリが同じ役割を果たします。Pixel 6以降は誰の発言かも分けられます。

⚠️ Googleレコーダーは Pixel 専用です。 Galaxy、Xperia、AQUOSでは使えません。その場合は標準の録音アプリで録り、次の章の方法で文字にします。

端末別の詳細は文字起こしアプリは無料でどこまで使える?にまとめています。

すでに録音ファイルがある場合(音声データをテキスト化する)

⚠️ ここで多くの人がつまずきます。 無料で使えると紹介されているツールの多くが、録音済みのファイルを受け付けません。

ツール録音済みファイルを扱えるか
Googleドキュメント音声入力扱えない
iPhone ボイスメモそのアプリで録音したものが対象
Notta扱える(無料プランは公式に1回3分までと記載)
Whisper扱える(長さの制限なし)

選び方は音声の長さで決まります。

  • 月120分の範囲 → Nottaの無料プラン(話者の識別も無料で使えます)
  • 長い音声 → Whisperを自分のパソコンで動かす(無料・長さ無制限・技術的な手順が必要)
  • iPhoneで録ったもの → ボイスメモでそのまま文字にできる(上限なし)

この無料プランは登録すればすぐ試せます。 自分の音声がどの程度きれいに取れるかは、無料の範囲で確認できます。

手順の詳細は音声ファイルを無料で文字起こしする方法にまとめています。

音声の変換結果を直す

どの方法でも、そのまま使える結果にはなりません。 直す箇所には傾向があるので、順番を決めておくと速く終わります。

順番直すもの理由
1社名・人名・製品名意味が変わります。一括置換が効きます
2数字(日付・金額)元の音声で必ず確認します
3専門用語・略語これも一括置換で直せます
4同音異義語前後の文脈から判断します

効率的なのは一括置換です。 同じ固有名詞は毎回同じように誤変換されるため、1回の置換でまとめて直せます。1か所ずつ直すより何倍も速く終わります。

音声の精度は録音の段階で決まる

これから録音するなら、次の3点だけ意識してください。

やること効果
マイクを話者に近づける距離が離れると認識率が落ちます
同時に話さない重なった部分は正確に取れません
固有名詞を冒頭で共有する誤変換の最大の原因が減ります

精度はツールの差より録音環境の差のほうが大きく出ます。 高いツールに変えるより、マイクを近づけるほうが結果が変わります。

3つ目は特に効きます。会議の冒頭に参加者の名前を読み上げるだけで、あとで探して直す手間がなくなります。

無料で困るのは、長い録音の話者分け

次の条件が重なったときだけ、無料では厳しくなります。

やりたいこと無料でできるか
その場で話して文字にするできる(上限なし)
長い録音を文字にするできる(iPhoneのボイスメモ/Whisper)
誰の発言かを分けるできる(Nottaの無料枠/Pixel 6以降)
長い録音+話者の分離+手軽さ無料では難しい

つまり 「30分の会議を、手軽に、話者つきで文字にしたい」 という条件だけが埋まりません。

iPhoneで録って名乗れば無料で回せます

  • 発言する前に名乗るルールにする(話者の自動分離が必要なくなります)
  • 議題ごとに録音を分ける(月120分の配分を管理しやすくなります)
  • 雑談と待機時間を削ってから通す
  • iPhoneで録る(ボイスメモなら長さの制限がありません)

この工夫で収まるなら、無料の範囲で十分です。無料でできる範囲の全体像は文字起こしは無料でどこまでできる?にまとめています。

毎週の処理なら有料プランも検討

工夫しても足りない、つまり毎週、長い音声を、話者つきで、手軽に処理したい段階なら、有料プランが現実的です。Nottaの有料プランでは月の合計が120分から1,800分に増えます。

⚠️ プレミアムプランの「月額1,185円」は、年間プランを40%割引で契約したときの月あたりの表示です。実際の請求は総額14,220円(税込)の12ヶ月分一括払いで、毎月1,185円ずつ引き落とされるわけではありません。月払いを選ぶこともできますが、その場合は別価格になります。年払いの前に、月払いで試しておくと安心です。

有料にするか迷うときは、手直しに使っている時間で考えます。月に3時間使っているなら、時給換算で有料のほうが安くなる場合があります。

よくある質問

完全に無料で音声を文字にできますか

できます。 その場で話すだけならGoogleドキュメント音声入力、録音するならiPhoneのボイスメモかPixelのレコーダーが、いずれも無料で上限もありません。

長い音声でも無料でできますか

できます。 iPhoneのボイスメモは上限がありません。それ以外なら、Whisperを自分のパソコンで動かす方法があります。

誰の発言かを分けられますか

Pixel 6以降の標準レコーダーと、Nottaの無料プラン(公式には1回3分までと記載)が対応しています。iPhoneの標準のボイスメモは対応していません。

音声を外部に送りたくありません

自分のパソコンで動かすWhisperなら、音声を外部に送りません。 iPhoneのボイスメモの文字起こしが端末の中で処理されるかは、Appleの公式ページに記載が見当たりません。クラウド型のサービスは音声を事業者のサーバーに送るため、社外秘の内容では社内ルールの確認をおすすめします。

どのツールが一番正確ですか

当サイトでは実測していないため、順位は付けません。 一般論として、精度はツールの差より録音環境の差のほうが大きく出ます。

録音からツールまで用途別に選ぶなら

録音済みかどうか以外の条件も含めて、自分に合うツールを決めたいときは、用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せました。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • まず 「もう録音してあるか」 で使える方法が変わる
  • 録音前なら選択肢が広い(その場で文字にするなら完全無料・上限なし)
  • iPhone 12以降はボイスメモだけで完結(無料・上限なし)
  • ⚠️ 録音済みファイルを扱えないツールがある(Googleドキュメントの音声入力など)
  • 直すのは 固有名詞から。一括置換が効く
  • 精度はツールより録音環境。マイクを近づけるほうが効果が大きい
  • 無料で埋まらないのは 「長い録音+話者の分離+手軽さ」 の組み合わせだけ

料金・機能は2026年9月28日に各公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、契約前に公式サイトでご確認ください。