会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

音声ファイルを無料で文字起こしする方法【どこまで無料でできるか】

公開日:2026年9月11日 最終更新:2026年9月28日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:Nottaの無料プランなら月120分まで無料。長い音声はWhisperかiPhoneのボイスメモ

手元のmp3やm4aは、無料で文字にできます。 選び方は音声の長さです。

音声の長さ無料でできる方法できること
月120分までNottaの無料プラン誰の発言かも分けられる
長さの制限なしWhisper(自分のパソコンで動かす)長時間でも無料。ただし導入に手順が必要
iPhoneで録音したものボイスメモの文字起こし上限なし・完全無料

⚠️ ただし、ひとつ落とし穴があります。「無料で上限なし」と紹介されているツールの多くは、録音済みのファイルを受け付けません。

ツール録音済みファイルを扱えるか
Googleドキュメント音声入力扱えない(その場で話す入力のみ)
iPhone ボイスメモそのアプリで録音したものが対象
Notta扱える(無料プランは公式に1回3分までと記載)
Whisper扱える(長さの制限なし)

とくに対面の会議を録音したファイルは、会議ツールの文字起こし機能が使えません。誰の発言かも分けて文字にしたいなら、話者の識別に対応したNottaが役に立ちます。

無料でできる3つの方法を手順で説明し、どこから無料の範囲を超えるかまで書きます。

音声ファイルの形式と長さを先に確認する

始める前に2つだけ確認してください。ここで手戻りの大半を防げます。

形式(拡張子)

mp3・m4a・wavは主要なツールで広く扱われています。変換作業は基本的に不要です。

ただしツールごとに対応形式は異なります。アップロードする前に、使うツールの対応形式を公式サイトで確認してください。 動画ファイル(mp4など)は、そのまま受け付けるものと音声への変換が必要なものがあります。

長さ

ここが無料でできるかどうかの分かれ目です。 音声が何分あるかを先に確認してください。Nottaの無料プランは月の合計が120分までなので、長い音声を何本も通すなら別の方法が必要です。

無料の方法1:月120分までならNottaの無料プラン

短い音声なら、ブラウザにファイルを投げるだけで終わります。

  1. ブラウザでNottaを開く(アカウント登録が必要)
  2. 音声ファイルをアップロードする
  3. 変換が終わるのを待つ
  4. 結果を確認する

無料プランでできる範囲です。

項目無料プラン
月の合計120分
1回あたり公式には3分までと記載
ファイルの取り込み50個/月
AI要約10回/月
話者の識別使える

無料でも誰の発言かを分けられる点が、この方法の強みです。 無料で使えるツールの中で、これに対応しているものは多くありません。 また、クレジットカードの登録は不要です(料金ページに明記。2026年9月17日時点)。

この無料プランは登録すればすぐ試せます。 自分の音声がどの程度きれいに取れるかは、無料の範囲で確認できます。

短いインタビュー、電話メモ、1対1の打ち合わせなら、これで完結します。インタビューの録音のコツと原稿への整え方はインタビューの文字起こし(テープ起こし)を無料でする方法にまとめています。

無料の方法2:iPhoneで録音したものは標準機能で完結

そのファイルをiPhoneのボイスメモで録音したのであれば、他のツールは必要ありません。

  • 費用がかからず、上限もありません
  • iPhone 12以降が条件です
  • 話者の分離と要約はできません

長い録音でも無料で文字にできるため、条件が合えばもっとも手軽です。 手順はiPhoneのボイスメモを文字起こしする方法にまとめています。

無料の方法3:長い音声はWhisperで処理する

1時間の録音でも、費用をかけずに文字にできる方法があります。

Whisperは、OpenAIが公開している音声認識のしくみです。自分のパソコンで動かすかぎり費用はかかりません。長さの制限もありません。

Whisper
費用無料(自分のパソコンで動かす場合)
長さの制限なし
話者の分離できない
音声の送信外部に送らない(パソコン内で処理)

その代わり、導入に技術的な手順が必要です。 パソコンにコマンドを打ち込む作業に抵抗がなければ、無料で最も自由度の高い方法になります。

社外秘の音声を扱う場合も、外部のサーバーに送らずに済む点が利点です。

長い音声の話者分けは、無料だと手間が増えます

次の条件が重なると、無料の範囲では厳しくなります。

やりたいこと無料でできるか
月120分の範囲で音声を文字にするできる(Notta無料プラン)
iPhoneで録った長い音声を文字にするできる(ボイスメモ)
長い音声を文字にする(技術的作業OK)できる(Whisper)
長い音声+誰の発言かを分ける+手軽に無料では難しい

つまり 「30分の会議の音声を、手軽に、話者つきで文字にしたい」 という条件だけが、無料では埋まりません。

雑談を削り、音声を分けて無料で通す

有料に移る前に、試せることがあります。

  • 不要な部分を削る:会議前後の雑談、待機時間、休憩を削るだけで処理する長さはかなり短くなります
  • 分割する:長い音声は前半・後半に分けると扱いやすくなります
  • 話者の分離を諦める:ひとりの発言が中心なら、iPhoneのボイスメモやWhisperで十分です

削る・分割する・話者の分離を諦める、のどれかで収まるなら、無料の範囲で十分です。

長い音声が毎回あるならNottaの有料プラン

上の工夫でも足りない、つまり長い音声を、毎回、手軽に、話者つきで処理したいという段階になったら、有料プランが現実的な選択肢になります。

Nottaの有料プランでは、月の合計が120分から1,800分に増えます。 会議の音声をそのまま投げられるようになる、という違いです。

無料プレミアム(年間14,220円/月あたり1,185円)
月の合計120分1,800分
1回あたり(公式の記載)3分5時間
AI要約10回/月100回/月

⚠️ プレミアムプランの「月額1,185円」は、年間プランを40%割引で契約したときの月あたりの表示です。実際の請求は総額14,220円(税込)の12ヶ月分一括払いで、毎月1,185円ずつ引き落とされるわけではありません。月払いを選ぶこともできますが、その場合は別価格になります。契約するなら、まず月払いで1か月使ってみるのが無難です。

迷うときは、手直しに使っている時間を月ごとに数えてみてください。月に3時間を作業に使っているなら、時給換算で有料のほうが安くなる場合があります。逆に月に数回なら、無料の工夫で十分です。

変換したあとに直すこと

どの方法でも、そのまま使える結果にはなりません。 直す箇所には傾向があります。

よくある誤変換対処
社名・人名・製品名最優先で直す。意味が変わるため
専門用語・略語一括置換で直せることが多い
数字(日付・金額)元の音声で必ず確認する
同音異義語前後の文脈から判断する

効率的なのは一括置換です。同じ固有名詞は同じように誤変換されるため、1回の置換でまとめて直せます。

次に録音する機会があるなら、マイクを話者に近づける・同時に話さない・固有名詞を冒頭で共有するの3点で結果が変わります。精度はツールの差より録音環境の差のほうが大きく出ます。 詳しくは会議の録音を文字起こしする手順をご覧ください。

よくある質問

完全に無料で長い音声を文字起こしできますか

できます。 iPhoneのボイスメモで録音したものならそのまま、それ以外ならWhisperを自分のパソコンで動かす方法があります。手軽さを求めるなら有料のほうが早く終わります。

mp3とm4a、どちらが精度が高いですか

形式による差より、録音環境の差のほうがはるかに大きく出ます。 どちらでも問題ありません。変換のために形式を変える必要もありません。

無料のツールに音声をアップロードして大丈夫ですか

クラウド型のサービスは音声を事業者のサーバーに送ります。 社外秘の内容を含む場合は社内ルールの確認をおすすめします。外部に出せないなら、Whisperや端末内で処理する方法を選んでください。

誰の発言か分けられますか

Nottaは無料プランでも話者の識別が使えます。 Whisperは標準では対応していません。

無料で使えるツールをまとめて知りたい

文字起こしは無料でどこまでできる?に、無料で使えるツールの上限をまとめています。パソコンで使える方法はパソコンで文字起こしする方法にまとめています。

音声ファイル以外にも使うなら

会議や通話など、音声ファイル以外の場面でも使うツールを1つに決めたいときは、用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せました。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • 月120分までなら Nottaの無料プランで完結(話者の分離つき)
  • iPhoneで録ったものならボイスメモで上限なく無料
  • 長い音声も Whisper なら無料(導入に技術的な手順が必要)
  • ⚠️ Googleドキュメントの音声入力は録音済みファイルを扱えない
  • 無料で埋まらないのは 「長い音声+話者の分離+手軽さ」 の組み合わせだけ
  • そこに当たったときだけ、有料プランを検討すれば十分

料金・機能は2026年9月28日に各公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、契約前に公式サイトでご確認ください。