会議ノートAI文字起こし・議事録ツールの実践ガイド

ボイスレコーダー・ICレコーダーのおすすめ|文字起こしまで1台で終わる機種の選び方

公開日:2026年9月17日 最終更新:2026年11月5日 料金の確認日:2026年9月28日 ※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

結論:スマホで十分なら買わなくていい。買うならPLAUDかNotta Memo

会議の記録が目的なら、多くの人は買わなくて済みます。

  • iPhone 12以降をお持ちなら、標準のボイスメモで録音から文字起こしまで無料・上限なし
  • Google Pixel 3以降をお持ちなら、標準のレコーダーで同じことができる(話者の区別は英語のみ)
  • すでにICレコーダーを持っているなら、買い替えずに録音ファイルを無料で文字にできる
  • それでも機器が必要なら、PLAUDかNotta Memo(どちらもカード型・2万円台)
  • 文字起こしは不要で音声が残ればよいなら、従来のICレコーダー(ソニー ICD-UX570F か OM SYSTEM VP-20)

買う価値があるのは、対面の会議や商談が週に何度もある人です。オンライン会議が中心なら、買う理由はほとんどありません。

目的別に並べると、次のとおりです。

目的おすすめ費用の目安
会議を記録したい(まず試す)手持ちのスマホ(iPhoneのボイスメモ/Pixelのレコーダー)0円
音声が残ればよい・あとで自分で文字にするICレコーダー:ソニー ICD-UX570F/OM SYSTEM VP-20オープン価格(販売店で確認)
録音から文字起こし・要約まで自動にしたいAIボイスレコーダー:Notta Memo/PLAUD Note2万円台
歩きながら・現場で身につけて録りたいPLAUD NotePin/NotePin S2万円台

買わずに済む方法を先に示し、そのうえで買うと決めた人向けに選び方を整理します。

⚠️ 本記事は各公式サイトに掲載されている価格と仕様を整理したもので、編集部で製品を購入して比べた記事ではありません。確認日は記事末に記載しています。

大きさ・重さ・録音できる時間で機種を比べたい人は、小型・高性能のボイスレコーダーの選び方に表でまとめています。

買う前に:スマホで十分か確かめてください

手元の端末で、すでに同じことができる可能性があります。

お使いの端末できること費用
iPhone 12以降録音と文字起こし(上限なし)0円
Google Pixel 3以降録音と文字起こし(話者の区別は英語のみ)0円
その他のAndroid標準アプリで録音 → 文字起こしツールへ0円〜

まず1回、実際に会議を録ってみてください。次のどれかで不満が出たときにはじめて機器を検討すれば十分です。

  • 録り忘れる(アプリを開く手間がある)
  • スマホを机に置けない(着信・通知・業務利用の都合)
  • バッテリーが不安(長時間の会議)

逆に不満が「精度」だった場合は、買っても解決するとは限りません。文字起こしはどの製品もクラウド側で処理するため、精度は録音環境の影響のほうが大きく出ます。

判断の詳細はAIボイスレコーダーは買う価値がある?にまとめました。

ボイスレコーダーは大きく2種類に分かれます

買うと決めたら、まずここを選びます。価格帯も用途もまったく違います。

従来のICレコーダーAIボイスレコーダー
価格数千円〜2万円台〜
録音できるできる
文字起こし自分で別のツールに通す自動
要約なしあり(製品による)
通信不要(オフラインで完結)必要(クラウドで処理)
継続費用なしかかる場合がある

ICレコーダーが向いている場合

音声さえ残ればいいなら、こちらで十分です。

  • 講義や自分用のメモを録るだけ
  • 通信できない場所で使う
  • 音声を外部に送りたくない(端末内に残るだけ)
  • 費用を抑えたい

録った音声は、あとから無料の文字起こしツールに通せます。手間はかかりますが、費用はかかりません。方法は次の節で説明します。

AIボイスレコーダーが向いている場合

録ったあとの作業まで減らしたいなら、こちらです。

  • 会議のたびに文字起こしと要約が必要
  • 録音してから読めるようになるまでの手間を省きたい
  • 机に置くだけで完結させたい

おすすめのICレコーダー:ソニー ICD-UX570FとOM SYSTEM VP-20

録音だけでよいなら、この2機種から選べば十分です。 どちらも現行の販売品で、録音をMP3で保存できるため、あとから無料の文字起こしツールにそのまま渡せます。

ソニー ICD-UX570FOM SYSTEM VP-20
形細長い薄型スティック型
重さ(電池込み)約48g37.5g
録音できる時間(マイク録音)MP3で約22時間MP3で約27時間30分(アルカリ電池)
電池内蔵の充電式(約3分の充電で約1時間録音)単4形乾電池1本(充電池も同梱)
録音の形式リニアPCM/MP3リニアPCM/MP3
外部マイクつなげるつなげる
パソコンへの移し方USB端子(Type-A)付き仕様ページに記載なし(説明書で確認)
会議向けの機能声との距離や音量に合わせてマイクの感度を自動で調整(おまかせボイス)録音の音量を自動で調整(ボイスチェイサー)
価格オープン価格オープン価格

数字は各社の公式仕様ページの記載です(2026年11月5日確認)。どちらも本体に文字起こしの機能はありません。VP-20の「文字おこし」モードは、人が聞きながら書き取るための再生機能です。

選び分けは次のとおりです。

  • 充電を忘れがち・長時間の録音が多い:VP-20。乾電池を入れ替えればすぐ録れます
  • パソコンへの取り込みを手軽にしたい:ICD-UX570F。USB端子が付いています
  • 大人数の会議を録るなら、どちらも外部マイクをつなげます

大きさや重さを他の機種と並べて比べたい人は、小型・高性能のボイスレコーダーの選び方をご覧ください。

文字起こしに使うICレコーダーは、ここを見て選ぶ

あとで文字起こしをするつもりなら、本体の音質よりも次の点が効きます。

見るところなぜ
MP3で保存できるか無料の文字起こしツールの多くがMP3を受け付ける(Wordの文字起こしも公式にmp3対応と記載)
パソコンへの移しやすさ毎回の取り込みが手間だと続かない
外部マイクをつなげるか大人数の会議では、マイクを話す人に近づけるほうが精度に効く
電池の持ち長い会議の途中で止まると、記録が欠ける

ICレコーダーで録った音声を、無料で文字起こしする方法

すでにICレコーダーを持っているなら、買い替える必要はありません。 録音ファイルをパソコンに取り込めば、無料の範囲で文字にできます。

流れは3段階です

  1. 録音ファイルをパソコン(機種によってはスマホ)に取り込む。接続方法やファイル形式は機種ごとに違うため、お手持ちの機種の説明書で確かめてください
  2. 下の表から、使うツールを選ぶ
  3. 変換した文字を、元の音声と聞き比べながら直す

無料で使えるツール

ツール費用・上限話者の区別向いている人
Nottaの無料プラン月120分まで(クレジットカード登録は不要)できる短い音声を、手軽に試したい
Whisper(自分のパソコンで動かす)無料・長さの制限なし標準ではできない長い音声や社外秘の音声を、外に送らず処理したい
Wordの文字起こしMicrosoft 365の契約に含まれる・月300分できるMicrosoft 365を契約している

Nottaは、ブラウザに録音ファイルをアップロードするだけで始められます。公式の料金ページには1回3分までと書かれていますが、当サイトの検証では、3分17秒のファイルが最後まで文字起こしされました。今後も同じ結果になる保証はないため、確実に使いたいなら3分以内に分けてください。

Whisperは、導入にパソコンへコマンドを打ち込む作業が必要です。その代わり、音声がパソコンの外に出ません。

Wordの文字起こしは、ブラウザ版のWordをEdgeかChromeで使います。対応する形式は、公式にwav・mp4・m4a・mp3と書かれています。1ファイルあたりの長さ・サイズの上限は、公式に記載がありません。

ICレコーダーの録音ファイルが、これらのツールの対応形式で保存されているかは、機種によって異なります。アップロードの前に、使うツールの公式サイトで対応形式を確かめてください。

無料で十分なのはどこまでか

  • 1回の録音が短い、または月の合計が120分以内なら、Nottaの無料プランで十分です
  • 長い録音を無料で文字にしたいなら、WhisperかWord(Microsoft 365の契約があれば)
  • 長い録音に話者の区別も手軽につけたいなら、無料では手間が増えます

3つ目の場合でも、雑談や待機時間を削る、前半と後半に分けて通す、といった工夫で収まることがあります。手順や上限の詳しい比較は音声ファイルを無料で文字起こしする方法にまとめました。

これで十分なら、AIボイスレコーダーに買い替える理由はありません。 録音から文字になるまでの手間が負担になってきたら、そのとき次の節以降の製品を検討すれば十分です。

選び方の軸は「本体代のあと」です

AIボイスレコーダーは、買って終わりではありません。文字起こしはクラウド側の処理なので、製品によっては分数に応じた費用がかかります。本体価格だけで比べると判断を誤ります。

見るところなぜ
本体に何分ぶんの文字起こしが付くかここが継続費用を左右する
プランの分数と料金使う量に足りるか
形状(カード型かウェアラブルか)持ち歩き方に合うか
対応言語日本語以外を使うか

おすすめのAIボイスレコーダーと価格

2026年10月20日時点で各公式ストアに掲載されていた税込価格です。

製品形状価格
Notta Memoカード型(28g)23,500円
Notta Memo Type-C充電モデルカード型25,500円
Notta Memo Proカード型(30g・64GB)29,700円
PLAUD Note Proカード型30,800円
PLAUD NotePin S身につけるタイプ28,600円
PLAUD Noteカード型27,500円
PLAUD NotePin身につけるタイプ27,500円

表の価格は通常価格です。公式ストアでセールをしていることがあるので、購入前に公式サイトで今の価格を確かめてください。

本体価格には大きな差がありません。差が出るのは次の項目です。

継続費用の考え方が製品で違います

Notta MemoPLAUD
本体についてくる無料枠ハードウェアプラン:月600分(1回5時間まで)Starterプラン:毎月300分
有料プランNottaの有料プラン年間プロ(月1,200分)/年間無制限/分数パッケージ

PLAUDのプラン料金は変動するため、本記事には金額を書きません。購入前に公式サイトで確かめてください。

どちらの製品も、本体を買うと無料で使える文字起こしの枠がついてきます(公式ストアに明記)。月に5〜10時間ほどの会議を記録する使い方なら、本体代のあとに費用がかからない計算です。

⚠️ Notta Memoの月600分(ハードウェアプラン)は、自分のワークスペースを持っていない人や、プレミアム以外の有料プランを契約中の人にはつかないと、公式ヘルプに書かれています。

当サイトの読者にとって見逃せないのは、無料で使える文字起こしの枠の大きさです。

無料で使える文字起こし
Nottaアプリの無料プラン月120分
PLAUDを買った場合毎月300分(公式ストア記載)
Notta Memoを買った場合月600分(公式ストア記載)

本体代を一度払えば、月々の支払いなしで使える枠が手に入ります。 当サイトで購入して確かめた内容ではなく、公式ストアの記載にもとづく整理なので、購入前に条件を見ておいてください。

価格は公式ストアで確かめてから

Notta Memoの公式ストアでは、期間限定のセールをしていることがあります。また、10月20日時点の製品ページには、初回購入者向けの15%OFFクーポン(コード:NOTTAAI)が載っています。使うには会員登録が必要で、Notta Memo Proは対象外です。期限は書かれていないので、購入画面で表示されている価格を見てから決めてください。

形状の違いで選ぶ

PLAUDは身につけるタイプ(NotePin / NotePin S)も選べます。

形状向いている場面
カード型机に置く。会議・商談
身につけるタイプ歩きながら・立ち話・現場

会議室で使うならカード型で十分です。移動中や現場での記録が多いなら、身につけるタイプを検討する価値があります。

録音したあと、どうするか

ここまでが機器の話です。実際に必要なのは、録音を使える形にする作業です。

AIボイスレコーダーなら文字起こしまで自動で進みますが、そのまま使える文章にはなりません。どの製品でも、次の作業は残ります。

残る作業対処
固有名詞の誤変換一括置換が効く
数字の確認元の音声で確かめる
決定事項の確定人の判断が必要

ICレコーダーを選んだ場合は、録音ファイルを文字起こしツールに通す工程が加わります。無料の方法は、前の節と音声ファイルを無料で文字起こしする方法にまとめました。

どの機器を選んでも、精度を決めるのは録音環境です。マイクを話者に近づける、同時に話さない、固有名詞を冒頭で共有する。この3点のほうが、機器の差より結果に効きます。具体的な手順は大人数の会議を録音して文字起こしする方法をご覧ください。

買わずに済ませる工夫

買う前に試せることがあります。不満の多くは、運用の工夫で消えます。

不満買わずに解決する方法
録り忘れるホーム画面に録音アプリのショートカットを置く/会議の冒頭を開始の合図にする
スマホを机に置きたくない裏返して置く/自分の手元に置いて中央に向ける
誰の発言か分からない発言する前に名乗るルールにする(話者の自動分離が必要なくなる)
バッテリーが不安会議前に充電する/機内モードにして消耗を抑える
精度が低いマイクを話者に近づける/同時に話さない/固有名詞を冒頭で共有する

どれも無料の方法で十分に試せます。不満が消えれば、2万円台の出費と持ち歩く手間が丸ごと不要です。

それでも残る不満が「机に出すこと自体が難しい」「毎回の操作が負担」なら、そこは機器でしか解決しません。そのときに検討すれば十分です。

買わなくていい人

次に当てはまるなら、買わないほうがいいでしょう。

  • オンライン会議が中心(会議ツールの機能とアプリで十分です)
  • 録音するのが月に数回(スマホの標準機能で十分です)
  • 文字起こしを試したことがない(まず無料で試してから判断を)
  • 持ち物を増やしたくない(使わなくなる確率が高い)

3つ目に当てはまる人は、まず何が不満なのかを書き出してみてください。不満が「精度」なら機器では解決しません。

買う価値がある人

  • 対面の会議・商談・取材が週に何度もある
  • スマホを机に置けない事情がある(着信・業務利用・相手の目)
  • すでに有料の文字起こしを使っていて、録音の手間だけが残っている
  • 長時間の記録を頻繁に取る

3つ目の状態がもっとも投資に見合います。すでに月額を払っているなら、増えるのは本体代だけだからです。

よくある質問

一番おすすめのボイスレコーダーはどれですか

用途によります。 継続費用を抑えたいなら、月600分の無料枠が公式に明記されているNotta Memo。身につけて使いたいならPLAUDのNotePin。音声が残ればよいだけなら、ソニー ICD-UX570F か OM SYSTEM VP-20 です。

ICレコーダーとボイスレコーダーの違いは何ですか

ほぼ同じものを指します。 ICレコーダーは、録音をICメモリー(カセットテープではなく内蔵の記憶装置)に保存する録音機のことで、売り場ではボイスレコーダーとも呼ばれます。最近は、文字起こしや要約まで自動で行う「AIボイスレコーダー」と区別して、従来型をICレコーダーと呼ぶことが多くなっています。

精度が高いのはどれですか

当サイトでは実測していないため、順位は付けません。各社が数値を公表していますが、確かめていない数字を当サイトの見解として書くことはしません。精度は録音環境の影響のほうが大きく出ます。

ICレコーダーでも文字起こしできますか

録音したファイルを、あとから文字起こしツールに通せばできます。 Nottaの無料プラン、Whisper、Microsoft 365のWordなど、無料の方法もあります。詳しくは本記事の「ICレコーダーで録った音声を、無料で文字起こしする方法」と、音声ファイルを無料で文字起こしする方法をご覧ください。

買ったあとに費用はかかりますか

製品とプランによります。 購入前に、本体に何分ぶんの文字起こしが付くのかを必ず確かめてください。これを見ずに買うと、想定外の追加費用が出ます。

録音は法律的に問題ありませんか

状況によって判断が変わるため、当サイトでは断定しません。社内規定と、相手への配慮を先に確認してください。不安がある場合は専門家にご相談ください。

機器を買わず、アプリやツールで済ませたいなら

録音機器を買う前に、スマホとアプリだけで十分かを確かめたい人向けに、用途別の選び方を1本にまとめています。4つの質問に答えると、自分に合うツールが分かる図を載せています。

→ AI文字起こしツールおすすめ比較【無料で十分な人・有料が必要な人】

まとめ

  • まずスマホで試す。 iPhone 12以降とPixel 3以降は、無料で文字起こしまでできる
  • すでにICレコーダーがあるなら、買い替えずに無料で文字にできる(Notta無料プラン・Whisper・Wordの文字起こし)
  • 買うなら、従来のICレコーダー(ソニー ICD-UX570F/OM SYSTEM VP-20)かAIボイスレコーダー(2万円台〜)の二択
  • 本体代だけで比べず、文字起こしの継続費用まで含めて見る
  • 本体についてくる無料枠は、Notta Memoが月600分、PLAUDが毎月300分
  • PLAUDは身につけるタイプも選べる(移動中・現場向け)
  • 精度は機器よりも録音環境。マイクを近づけるほうが効果が大きい

料金・機能は2026年9月28日に各公式サイトで確認した内容です。変更される場合があるため、購入前に公式サイトでご確認ください。